Wordで数式を入力する方法

2015/02/24 2017/07/14

果たして需要があるのかどうかは分かりませんが、私は個人的に頻繁に利用するので記事にしてみます。

Wordで数式を入力してみる。

Wordなどで数式を入力したいと思った時、普通に入力すると非常に不格好になってしまいます。

54の立方根を入力したい場合に「3るーと54」という入力をして変換した結果が、こんな感じです。
まぁ、分からなくはないけれど何かが違う。これだと、54の立方根であるのか、それとも3×54の平方根であるのか、という見分けもつきませんね。

Wordの数式ツール

Wordには、数式を入力するためのツールが用意されています。それが、数式ツールです。
[挿入]タブの一番端っこに、こっそり存在しています。

この数式をツールを利用すると、様々な形の数式が入力出来ます。

立方根を入力してみよう。

今回は立方根なので、べき乗根になります。
べき乗根を選択すると、その中でも様々な形が選択出来ます。

立方根なら、一番右を選択すれば良いのですが、とりあえず何でも入力出来る形ってことで、左から二番目の形を選択。
すると、入力エリアが挿入されます。この中を編集していきます。

これは左寄せになっていますが、通常の状態だと数式は必ず中央揃えに配置されます。寄せたい場合は、エリアの右にある「▼」をクリックして[配置]から右寄せ・左寄せを選択してください。

あとは、入力したいところをクリックして数値を入れていくだけです。

灰色になっている四角が、現在入力出来る箇所です。ここに「3」を入力します。

次に、√の中にある四角へカーソルを移動させます。
マウスクリックでもタブでも移動出来ます。

ここに「54」を入力します。

入力エリアの外をクリックすると、数式がきちんと入力出来た事が分かります。

これならちゃんと、54の立方根である事が分かります。うつくしいです。

そのほかの数式を入力してみよう。

また、Wordのこの数式ツールには様々な構造が登録されています。
分数や指数を入力したい際や、組み合わせて入力したい際なども自在に扱えます。

分数と指数を組み合わせた、定積分関数の式。

そのほかにも、頻繁に利用されそうな公式なども登録されていますので、非常に便利です。

クリックだけで入力してみた、テーラー展開、三角関数の和積の公式、二項定理。超便利。これぐらいの手軽さで、私の脳味噌にもこやつらを書き込めたら良いのに。←

余り使う機会は、実際のところないかと思いますが。分数や指数等であれば、通常の業務内でも入力したい場面があったりするのではないでしょうか。そういった際に、見やすくうつくしい形で書類を作成したり出来ますので、是非ご活用ください。

同様の機能がIllustratorやInDesignにあったら良いな、と思うのですが、今のところ見つからず。
簡単な式であればInDesignの文字パネルや字形パネルを利用することで可能なようです(参考:数式を入力する方法(InDesign CC))。
とは言え、複雑な式はやっぱり無理らしいので、今のところWordで作成してIllustratorやInDesignにオブジェクト形式で移動させるのが無難かもしれませんね。家庭教師の問題作成に使う程度なので、数式作成ソフトウェアまで導入するのは厳しいので、Wordにお世話になります。
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