Excelの小技的な。意外と知らない人が多いのだと、先日気付いたので。
Excelで日付を入力することで、自動的に隣のセルに曜日が表示されるようにする方法です。
日付を扱う表では、曜日も同時に扱うことが多いかと思います。ですが、いちいち入力するのはとても面倒。そんな時は、日付を入力すれば自動的に曜日も表示されるようにしてしまえば、特に苦もなく曜日が入力出来ます。
そして、特に難しいことを考えず、表示形式を指定してあげるだけで曜日は表示させることが出来ます。
まずはとりあえず日付を入力しましょう。
そして、曜日を表示したいセル(この場合、すぐ左側のセル)に「=」を入力し、日付を入力したセルを指定します。すると日付がそのままコピーされます。これは単に参照しているだけなので当然ながら日付の状態で表示されます。
セルの書式設定で表示書式を変更します。
セルの書式設定で「表示形式」タブを選択し「ユーザ定義」を選んで図のように「aaa」と入力します。
すると、先ほどまで日付だったセルが曜日で表示されるようになります。
日付をオートフィルで引っ張っても一緒。ちゃんと曜日が表示されますね。
やってることは、上の書式設定と一緒なんですけど、やり方がちょっと違っていて、関数でやる方法。
先ほどと同様に日付を入力したセルの隣に、今度は「=TEXT(A1,”aaa”)」と入力します。すると、曜日が表示されます。
オートフィルで引っ張っても一緒。
これは、関数を使って表示形式を指定しています。TEXT関数は、数値を好きな表示形式で表示させることが出来る関数です。
TEXT 関数は数値を文字列に変換し、特別な書式文字列を使用して、表示書式を指定できるようにします。この関数は、数値を読みやすい書式で表示したり、数値を文字列や記号と結合する場合に便利です。
※Excel2007のヘルプより
例では「aaa」で「月、火…」のように表示させましたが、曜日表示形式は複数あって以下のように指定することが出来ます。
指定形式 | 表示形式 |
---|---|
aaa | 月~日 |
aaaa | 月曜日~日曜日 |
ddd | mon~sun |
ddd | Monday~Sunday |
また、この方法で日付を入力することで同じセル内で曜日まで表示させることも可能です。
こんな感じで「yyyy”年”m”月”d”日 (“aaa”)”」と書式設定すると、表示はこうなります。
楽ですね。
その他にも「WEEKDAY」という関数があり、こちらを使って曜日表示させることが出来ます。WEEKDAY関数も使う場面によっては却って楽なこともあるんですが、単純に曜日を表示させたいだけであれば表示形式を指定してやるだけの方がシンプルで楽だと思います。